パクトv型
パクトv型
※ 必ず締結条件に合わせてお使いください ※
フィルムを剥がさずに、仮止めから本締結までそのままお使いいただけます。
座面のフィルムが相手部材への傷を防ぎ、電触などを抑えます。
工具:インパクトレンチ、ソケットレンチ
使用可能ソケット:6角、12角
主な用途:木造・木質住宅、鉄骨住宅など
▼v型の技術解説
開発経緯
ネジを締結すると、締め付けられた相手側やナットの座面には必ず傷がつきます。そこで着目されたのがパクトのフィルムです。
パクトはフィルムで座金を一体化しています。部材との間、ナットと座金の間にフィルムを噛まし、それぞれの相手を守れないだろうかという発想でした。
写真はその発想をそのまま現実化しました。ナットと座金との間にフィルムをV型に、ばね座金の部材側座面にフィルムを被せてあります。締結すると、ナットと座金とそして相手の部材に対してフィルムが優しく作用して、傷をつけません。
錆の試験
キャス試験:144時間 塩水噴霧試験:1000時間
パクトv型をアルミの板に締結し、錆の試験をしました。JISに基づき、締結後144時間のキャス試験と、1000時間の塩水噴霧試験を行いました。双方とも錆の試験では非常に過酷な試験です。
写真はキャス試験を終え、締結を外した部材の表面です。まずパクトv型を締結した座面に傷がないことがわかります。また、部材表面もパクトの近辺では錆がないこともわかります。
ステンレスのボルトから溶出したと思われる茶色い錆と、塗装の弱い端面に錆が集中しています。これにより、電触にも効果があると考えられます。